INTERVIEW

薬剤師インタビュー

患者さんだけを見つめるまなざしを

01.

曾根 庸介Yosuke Sone

曾根 庸介

薬剤師になろうと思った動機は?

学生時代に、薬学の存在を教えてくれた友人がいたことです。
それまでは、美術関係の仕事をしたいと漠然と考えていたのですが、その友人からは
実のある仕事の方が、社会貢献がしやすく、やりがいがみつけやすいことを、薬学を通じて、話してくれたことがきっかけです。社会人になり、仕事を通じて様々な人と出会い影響され、医療人として薬学に向かい合う今に至ります。

ハロー薬局に入社するまでの経歴について教えて下さい

薬科大学を卒業しても、コンビニエンスストア、ドラッグストア、スーパーマーケットなど人と接して物を売る商売に面白みを感じ漠然と仕事をしていました。実家が牛乳屋を営んでることもあり、商売というものが30歳頃までの自分とって実のある仕事でした。
アメリカの大手スーパーマーケット様なお店を日本に展開出来たらいいなあなんて思っていたんです。
2006年8月に地元の総合病院が、院外処方箋に移行することを期に、薬学を通して医療という世界に改めて関わりたいという衝動に駆られました。学生時代の友人の言葉「薬学を通じての社会貢献」が引っかかっていたんです。そして、縁あって、ハロー薬局にお世話になることになりました。

ハロー薬局に入社してからの印象は

社風は、自主性と寛容性があると感じています。薬剤師としての在り方や、ライフスタイルが、確立されている人には、働きやすい会社だと思います。逆に、まだ確立されていない場合、モチベーションを継続できる職場であると思っています。「やりたい」「やるべき」「やれる」が重なればわくわくして働ける条件かなあと思っていますが、自主性と寛容性の社風の中でその3つを見つけて頂き、自分のスキルを磨くことで自分の在り方を、創り込んで貰えたらと思います。

薬剤師としての日々の取り組みについて教えて下さい

保険薬剤師として、チーム医療も意識を持つようになり、多職種連携による質の高い医療貢献に努めています。
例えば、腎機能低下患者のケースです。
薬物療法において、腎機能に応じて処方量を変更する薬剤が多数あります。
疑義照会だけでなく、トレーシングレポートでの文書の形式で情報提供することを心掛けています。この一連の流れには、患者さんが薬識理解をされた上で行うので、患者教育にもなり、この患者さんに関連する多職種連携での情報共有も行います。この積み重ねが、医療経済に反映し、国民皆保険の継続性にも繋がると思っています。
このベースには、薬物療法の専門家として、日々、薬学を学び続けなければなりません。
又、ハロー薬局富士店に集中する診療科は、内分泌内科、循環器内科であり、1日当たりの処方箋枚数も150枚を超えてきます。薬局内の知識の統一化を図るため、定期的研修を行い薬剤師のスキルアップを図ります。

これからの薬剤師に求められることとは?

「かけはし」である相談窓口だと思います。様々な情報は、インターネットより得られますが、正しい情報は、人間を介する必要があります。健康不安を感じた地域の方が、訪れる場所は、医院だと敷居が高いし、訪問看護サービスや、地域包括センターだと介護に比重が高い。となると、相談カウンターを備えてある薬局になるんじゃないかと。
そのためには、薬物療法の専門家として多職種連携を行い、顔の見える関係、腹の見える関係の構築に努めなければなりません。

保険薬局の楽しいところは、やりがいは?

語弊があるかもしれませんが、自分が得た知識を、患者さんに聴いてもらい、お金を頂いたいた上でありがとうと感謝される。本来はお金を払って頂いた消費者に、こちらがありがとうと言うのが普通の社会システムだと思うと、物凄く恵まれた職業じゃないかと思うのです。従って、日々、学び続ける必要があると思うのです。

就職・転職を考えている薬剤師の方へアドバイスを

まずは、薬学は面白いと思うまで学び続けること。薬剤師は、薬学を通して仕事に向き合うので、これは必須です。
そして次に、ライフスタイルを確立させることだと思います。
それに準じて、自分に合う職場を探して頂きたいと思います。
ライフスタイルの確立がまだ難しいと思うなら、「やりたいこと」「やるべきこと」「やれること」を探して頂きたいです。その3つが重なるものがモチベーションになるので、見つかれば、楽しく仕事出来ると思います。

ご自分の将来の展望について

藤枝から富士に職場を移して思うことは、各々地域に準じた地域包括ケアシステムがあることを実感します。多職種連携を通じて、この地域の医療システムを確立するお手伝いが出来たらなと思っています。
又、薬剤師という職種が、薬物療法の専門家として様々なクリニカルパスを示せたら
患者さんも安心だし、地域医療費も削減できるし、薬剤の在庫金額が圧迫しなければ薬局経営も楽になるなあと考えたりします。

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